HomePage Search PastLog Admin

毎回違ったテーマで健康、病気に関する話題を取り上げます。


真冬の冷え性対策
  Date: 2003-01-13 (Mon)

木枯らしの吹く寒〜い冬は、冷え性の人にとってはなおさら辛いものがあります。しっかりと対策を練って快適に過ごしたいものです。

■お風呂でゆっくり暖まりましょう■
体中が温まるお風呂は、冷え症の特効薬。だからといって熱めのお湯に入るのは禁物。心臓に大きな負担をかけてしまいかねません。
38〜40度のお湯にじっくり20分ほど入るのが、冷え症を改善するためのポイントです。

38〜40度という温度は、人間が一番リラックスできる温度で、体を温めるだけでなく、自律神経やホルモンのバランスを整えて、冷え症を根本から改善することにつながります。


■入浴剤を効果的に使いましょう■
冷え症の人は一般の人よりも血の巡りがわるいために、お風呂であたたまってもすぐに体が冷えてしまいます。保温効果の高い入浴剤を積極的に使って、ベッドに入る時までポッカポカのあたたかさを保ちましょう。

さまざまな入浴剤がありますが、有効成分が肌にベールを張って体温の低下を防いでくれるタイプがおすすめです。ミルク風呂なども効果的。

また同じ入浴でも半身浴が効果的です。

1、半身浴(みぞおちあたりから下にかけてお湯につかる入浴法)で、
   38〜40度のぬるめのお湯に20分程度つかります。
2、半身浴のまま、42度の熱いお湯に3分間つかり、交感神経を刺激します。
3、手足に冷水のシャワーを各10秒間浴びせます。
4、もう一度半身浴で42度の熱いお湯に3分間つかります。
5、2〜4を5回繰り返します。
このような入浴法を「温冷交代浴」というそうですが、この入浴法を根気よく繰り返すことにより自律神経の調整作用が強くなり、冷え症が改善するといわれています。

むくむ
  Date: 2002-08-04 (Sun)

むくむ

むくみは体内のどこにでも起こりますが、特に足と顔によく現れます。具体的にどんな現象を『むくみ』というのでしょうか。
人間のからだは、体重の60%が水分でできています。血液とリンパ液の大部分が水分ですし、組織の中や組織の間にも水分が取り込まれています。このあるべきところにある水分の分布が、時におかしくなることがあります。つまり、血管やリンパ管から水分がよけいににじみ出てきて、周囲の組織の中にしみ込んだ状態が『むくみ』なのです。

安心なむくみ
一日中、あまり動かないで立ち続けている人は、夕方になると向こうずねがむくんできます。下肢の血液がうっ血したためで、特別心配はいりません。
むくみは指で押してへこみますが、夕方軽くへこむだけで、朝にはスッキリしていればまず問題はありません。
お年寄りは、少し長い時間腰掛けているだけでむくむことがよくあります。足の静脈の血液の流れが悪くなったために起こるもので、足の運動をすれば治ります。

要注意のむくみ
指で押したとき、クッキリと指の跡が残るほどへこんだり、むくみが朝になっても残っている場合は、要注意です。また、体重が急激に増えたり、疲労感や全身のだるさが感じられたら、むくみの背後に次のような病気があると考えてよいでしょう。
●ネフローゼ症候群
腎臓の濾過装置である糸球体に障害が起きて生じる症候群です。腎臓病の中でもむくみが起こりやすいもので、子どもに多い病気です。
●急性腎炎
かぜのような症状から、ある朝、急に顔にむくみが現れます。
●慢性腎炎
あまりむくみは見られませんが、病状が悪化すると、急性腎炎のように顔にむくみがくることがあります。
●心臓病
心不全によって、足にむくみができやすくなります。
●急性肝炎
●肝硬変
症状が重いときには腹水がたまることがあります。
●甲状腺機能低下症
●クッシング症候群

OA症候群
  Date: 2002-07-02 (Tue)


●OA症候群
 OA(オフィス・オートメーション)化によって、ワープロやパソコンを使う人の間に、“OA症候群”が急増しています。主な症状は、眼精疲労、色覚異常、眼球痛、視力の低下、幻覚などです。こうした“OA症候群”は一過性のことが多く、それほど深刻に考える必要はありませんが、目の健康のために、次のような対策を考えておきましょう。

@画面を見ているときは、ブラウン管の輝度を弱め、紫外線を遮断する特製のコンピュータ用のメガネをかける。
A1日に何回か休憩時間をはさむようにする。
B画面に反射光が入らないよう、明かりはすべて間接照明とする。

目の疲れを予防するコツ

@40代近くになって目の疲れを覚えるときは、遠視、乱視、老視の有無をメガネ店で調べてもらう。
Aメガネは、あまりはっきり見え過ぎるのも、目が疲れるもとになるので、要注意。特に近視の場合、目を長時間使用したあとに視力を測ると、本来の近視のうえに、疲労による近視が加わることがあります。メガネの度が強過ぎることが原因の場合が多いので、注意が必要です。
B病後、産後、授乳期には目に疲れが出やすいので、栄養には特に注意しましょう。
C強い光の下で細かい仕事を長時間したり、テレビなど連鎖的に動くものを長時間見たり、通勤電車の中で読書をしたりすると、非常に目を疲れさせ、しばしば本格的な眼精疲労を招くもとになります。

目の疲れをとる運動

@力を入れて目をつぶり、サッと開く。これを数回繰り返す。
A手のひらで顔面、首筋をよくなでる。
Bこめかみを押す。10秒ずつ数回これを繰り返す。
C頭を前後左右に曲げ、左右にねじり、大きく回す。
D肩の上げ下ろしをする。下ろすときは力を抜いて、ドンと下ろす。
E指先でまぶたの上を軽くマッサージする。

ストレス解消体操
  Date: 2002-06-07 (Fri)

現代ストレス社会では、身体的活動を伴わない慢性的ストレス状態が問題の核となってます。例えば、筋肉が緊張したままじっとしていると、だんだん凝ってきて痛くなりますが、これが肩凝り、腰痛、頭痛などの原因となります。精神的にも緊張状態が長く続くと、だんだん疲れてきて神経過敏となります。

特に、最近問題となっているテクノストレスは、心身の慢性的緊張状態を引き起こし、疲労度が格段に高いといわれています。

こうした現代特有のストレスを解消する方法として、漸進的筋弛緩法をもとにしたストレス解消体操をご紹介します。これは実際に、筋緊張性頭痛、眼性疲労、肩凝り、腰痛などに効果があり、好評を博しています。


★実際のやり方 <準備>
椅子に楽な姿勢で腰をかけ、スローテンポの音楽をかけながらゆっくりと行います。

@両手に力を入れ、握りこぶしをつくる。そのままの姿勢でゆっくり五つ数える。次に力をスーッと抜き、同時におなかの底からホーッと息をはく。(これを3回繰り返す)

A両腕に力を入れて、ゆっくり曲げて力こぶをつくる。……以下@に同じ

B両肩に力を入れて、ゆっくり首をすくめる。……以下@に同じ

C両手を頭上に組んで背のびをする。……以下@に同じ

D眉間にしわをよせる。……以下@に同じ

E額に横じわをつくる。……以下@に同じ

Fまぶたを強く閉じる。……以下@に同じ

G最後に深呼吸を3回。(終了)

この方法は、全身の筋肉のリラックスを目的としていますが、同時に精神的にも緊張がとれ、次第にリラックスしてくるようになります。簡単な方法で、しかも5〜10分でできますので、朝起きたとき、昼休み、夜寝る前などにやってみてください。

ストレス!心と身体の処方箋(教育書籍、野村忍著より)

はつらつ運動で毎日を快適に
  Date: 2002-05-14 (Tue)

毎日規則正しい運動で、体内に蓄積された余分な脂肪、エネルギーを消費させることはとても大事なことですね。でもなかなか毎日となると、これが結構大変、それならせめて週に3日でも実行できたらベストです。

運動は年齢、体力にあったものを選び決して無理をしないことがポイントです。よく、人に負けまいとして無理をする方、毎日やることを強制的に自分に強いる方、こういうタイプは後々ダメージが大きくなりますので、まず自分自身のペースを掴んでじっくり取りかかることがよいでしょう。

一律には言えませんが、軽い労働の成人男子(女子)の場合、一日の運動量の目標を200(170)Kcal程度にしましょう。

運動で200Kcalを消費するには…
●歩行…約60分
●ジョギング…約30分
●サイクリング…約70分
●野球…約60分
●テニス…約40分
●ゴルフ…約50分

自分のペースを守って楽しく身体づくり、心づくりを心掛けましょう。

夏バテ、それとも病気?
  Date: 2001-09-5 (Wed)

暑かった夏も終わりほっと一息、でも何となくからだがだるい、疲れやすい。これが単なる夏バテだったらいいんですが、もし病気の兆候だったりしたら、たいへん………。。。

●「疲れた」「へとへと」「気力がない・意欲がない」「脱力感」など
●休みたい、眠りたいという強い欲望を感じる
●やる気がしない、力が入らないという感じがする

こんな症状があっても、正常な疲労と異常な疲労があるんですよね。
●たくさん仕事をしたら疲れて当たり前。
●思い当たる節はないけど「疲れてる」のは病気のサインの可能性がありますね

精神的に緊張状態が続いても疲れます。
疲労感で問題になるのは、よくわからないけど「疲れてる」という状態。何らかの病気の可能性があります。

疲労感を感じたら
●原因で最も多いのは精神的な問題 ⇒軽視しないで医師に相談を。
 精神的な問題から疲労感を感じることが最も多いとされている。不安、抑うつなどは疲労感以外にも食欲低下・脱力・無気力などを来し、時には自殺などにつながることもある。本人が「大丈夫」といっていても、周りから見て明らかに疲労してみえることもある。そのような場合には、精神面になんらかの問題がある可能性がある。医師に相談を勧める。

●肉体的な疲労は休息により回復する ⇒回復が悪ければ医師に相談を。
 全身病(ガン・膠原病など)がないことを確認。
 疲労感という症状が、実際、なんらかの病気によるものであるということはそんなに多くはないのかも知れませんが、時にガンや炎症性疾患が背後に隠れていることがあるそうです。気になる場合には医療機関を受診し、しかるべき検査をうけて、病気のないことを確認します。

疲労感を来しうる病気にはこんなのがありますね。
精神的なもの(不安・うつ)
感染症(ウイルス感染症・細菌感染症・結核・エイズなど)
糖尿病
甲状腺機能異常
貧血
肝臓病・腎臓病
膠原病(リウマチなど)
悪性腫瘍

いずれにしても気になったら早めに医療機関の受診を!!

虫さされ、あせも、かぶれ等にご用心
  Date: 2001-08-07 (Tue)

殊の外暑い日が続く今年の夏ですが、こういう季節は特に汗をかいたり、多くの人が入るプールなどで病気に感染したり、外で過ごすことも多くなるので虫刺されやあせも、かぶれなどで皮膚の病気がとかく増えがちになってきます。
汗をかき皮膚が不潔な状態になると、皮膚の細菌(ばい菌)による感染症が多くなります。

皮膚病の予防として
1. 夏場は、毎日入浴またはシャワーを浴びましょう。(石鹸を使ってよく洗い、十分に洗い流しましょう。)とびひになっている場合も同じく入浴し体を清潔にすることが大事ですが、傷口を強くこするのはやめましょう。
2. 発汗が強い時は、十分にクーラーを使用しましょう。
3. 湿疹・アトピー性皮膚炎の治療につとめましょう。
4. 虫刺され・傷・などは早めに治療し、二次感染を起こさないようにしましょう。
5. 爪は短く切り外出後、遊んだ後は手をよく洗い手指を清潔に保ちましょう。
6. 鼻ほじりをやめさせましょう。
とびひは、早めに見つけ軽いうちに治療することと、普段から皮膚を清潔にして予防することが大切です。

口臭はどうして起こるの?
  Date: 2001-07-03 (Tue)

最近口臭が気になる方が増えているといわれています。この口臭はたいていがお口の中に原因がある場合が多いようです。歯の汚れ(歯垢)、舌苔、歯槽膿漏など、またその他に鼻の病気、胃炎や胃・十二指腸などの胃腸障害、肝臓病、腎臓の病気などが原因で起こる場合もあります。
口の中に原因がある場合の予防法としては、ともかくお口の中を清潔にすること。朝起きたとき、三度の食事の後、夜寝る前の5回の他、おやつを食べた後も歯磨きの習慣をつけることが大事です。
また、治療法として、まず歯垢や歯石の除去などが必要でしょう。受診する科目としては歯科及び口腔外科になります。

「社会保険法規研究会・家庭の医学」より

- Sun Board -